はじめて、おせち作りのお手伝いをしたのは
数の子の薄皮むきでした。
ちまちました作業で、お料理☆をしている実感もなく・・
途中でパクっっとつまみ食いしても、しょっぱくて美味しくなかった。
けれど・・
元旦にお重に詰められた数の子を食べると美味しい♪
美味しい=塩抜き。丁寧に行う作業の映像が頭にしっかりと記憶された。
次にお手伝いしたのは・・
叩きごぼうの 叩く作業。
力加減がわからず、飛び散ったことを今でも覚えている。
ごぼうに加える力の塩梅。。
これまた、しっかりと記憶されました。
次は・・田作り イワシの煎り作業でした。
やっと、ちょっぴりお料理させてもらえているような気が^^
フライパンにかえしを2枚敷き、その上に少量のイワシをのせ
弱火でじっくりと煎る。
どうしてもっと沢山入れないの?
どうして弱火なの?
時間がかかるばっかりやん!!
『少しずつ、均等にゆっくり熱を加えて水分を飛ばしていくと美味しくなるんだよ』
『イワシを半分に折って、パキっ♪と音がしたら完成だよ』
1袋のいわしを何十分もかけてのお手伝いでした。
翌年・・本当にそうなのか!?と思い
時短でやったら、見事に美味しくなかった。
母にも、しっかりバレていた。
すべてに意味があり、丁寧に仕事することから美味しが生まれるんだな。
こうやって・・少しずつ、お節料理から
いろんな基本を知っていった幼少時代でした。
そして今、
大切な家族に食べてもらう喜びを味わいたくて・・
今年もがんばろっと。